フロン関連事業

フロン分解装置

分解対象物質

オゾン層破壊 塩素を含むフロン、ハロン類
地球温暖化ガス 塩素を含まないフロン、六フッ化硫黄SF6
有害物 PCB、ダイオキシン、トリクロロエタン
その他 原子力発電所の難分解有機物、廃油

弊社のフロン分解装置は、過熱蒸気反応法分解法を応用した装置としては国内シェアNo1です。フロンの分解だけでなく、以下に示すような様々な環境汚染物質の分解処理が可能です。


製品の特徴

  • ※ニ-ズに応じて中和処理方式と排酸方式を選択できます。
  • きわめてシンプルな構造。
  • 優れた分解能力(99.9%)以上。
  • 設備費等優れた経済性。
  • 省スペ-ス(究極的に縮小されたプラントのイメ-ジです。)
  • 操作は作業性もよく、安全です。

保有特許・出願特許

弊社の難分解物質の分解装置は、弊社と東北電力殿の共同保有特許として登録されている技術です。 このほか、大旺新洋単独特許である「有機化合物の分解処理方法及びその装置」や、「環境汚染物質のガス化方法及びその装置並びに分解処理方法及びその装置」の他、関連開発元との共同特許などで開発された装置です。

フロン分解の仕組み

分解から中和まで

本分解法はフロンを反応器に導き、過熱蒸気雰囲気下(還元性雰囲気下)でガス化するとともに、加水分解、熱分解、酸化分解を複合的に起こさせることで、分解・無害化します。   分解されたHF、CO2、HClは、中和処理設備へ導かれます。HFとHClを中和除去後の放出ガスは排ガス処理設備を通して排出します。中和により発生したCaF2(フッ化カルシウム=蛍石)とCaCl2(塩化カルシウム)は回収され、リサイクルすることができます。


分解過程

主反応器では800~1000℃に昇温され、加水分解、熱分解、酸化分解が複合的に起こり、完全分解されます。(>99.9%)
分解されたHF、CO2、HClは、冷却器に送られ、温度が下げられた後、中和処理設備へ導かれます。分解設備における化学反応式(HCFC-22の例)を以下に示します。

CHClF2 (=HCFC- 22) + H2O + (1/2)O2 → CO2 + 2 HF + HCl


中和過程

中和処理設備では、4段のスクラブ方式により、HFおよびHClを中和します。HFとHClを取り除いた後の放出ガスは排ガス処理設備に導かれます。
中和されたCaF2とCaCl2は、排水処理設備へ導かれます。中和処理設備における化学反応式を以下に示します。

2 HF +  Ca(OH)2      → CaF2  + 2H2O
HCl + (1/2)Ca(OH)2  →  (1/2)CaCl2  + H2O


フロン分解事業

弊社は、分解装置の販売だけでなく、フロン回収破壊法に基づく、フロン類破壊事業者として、第一種フロン類回収業者からのフロン類の分解事業も行っております。

分解装置は平成15年に10kg/h の装置を2機に増設し、CFC、HCFC、HFC、混合フロン、R-502、R-407C、などのフロンのほか、SF6、ハロントリクロロエタン等の分解を行っています。

フロン分解装置の性能

フロン分解装置主要諸元

フロン分解方式 過熱蒸気反応法
フロン処理量 10kg/h(注1)
フロン分解率 99.99%以上 または
排気ガスにおいて15ppm以下
供給電源 AC3Φ 200V
圧力 常圧
常用温度 1000℃以下
ガス洗浄方式 Ca(OH)2による中和方式(注2)
電気設備容量 50KW
運転時消費電力 約30KW

分解対象ガス

  • CFC-11
  • CFC-12
  • CFC-114
  • CFC-115
  • HCFC-22
  • HFC-134a
  • 混合フロン
  • R-502
  • R-407C 等

フロン以外の処理対象物質

  • SF6 ハロン
  • トリクロロレタン 等

注1:フロンの種類によって処理量が変わることがあります。
注2:中和完了後の残渣は残渣タンクへの移送までで、その後の処理は含まれていません。

<過熱蒸気反応分解器の分解状況>
装置上部の円形部中央の覗口を確認すると、反応管内部の過熱蒸気反応の状況を確認することが出来ます。

中和過程(HFおよびHClの中和槽)

排水処理直後のCaF2

フロンの分解後

破壊されたフロン(CFC、HCFC、HFC)は年に一度集計し、その年の破壊結果を、経済産業大臣と環境省大臣へ報告します。